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ウクライナから「ありがとう、日本!」
日本からの気遣いに感謝

 親愛なる小若さん!
 あなたのプレゼントを、ウクライナ全域のジャーナリストに配っています。
 ありがとうございます。同僚たちは日本からの気遣いに感謝しています。
 これは、チェルニーヒウ州「若い記者サークル」の12人の小学生が、あなたからのライトを受け取った様子です。
 11月中旬から毎日停電が始まったので、役立つサプライズを受け取った子ども記者たちは、とても喜びました。
 サークルを率いるのは、広く発行されている新聞の「クラスヌイ・ルチ」の編集者だったナタリヤ・マトカシモワ氏です。
 ロシアの侵攻が始まる前に、彼女と家族は東部のルハーンシク州から北部に移住しました。でも、この地域も敵に近いため、平和ではなく、残念ながら専門分野で働く機会は得られていません。
 ウクライナ人ジャーナリストへの配慮に心より感謝いたします。

ウクライナ全国ジャーナリスト連盟
会長 セルゲイ・トミレンコ
◆笛も付いたライトだ、と連絡しました。

戦争が終わるのはいいが

 トランプが大統領に就任すると、間もなく戦争は終わるでしょう。
 それは良いことですが、侵略されて領地を奪われ、死者10万人、負傷者50万人、建物や農地への損害賠償がない条件を飲まされるので、ウクライナには大きな不満とストレスが残ります。
 そこで、これまで買い溜めていたものをクリスマスプレゼントとして贈ることにして、送付作業を開始。これで終わり、と思うたびに、いろいろと出てきます。
 それで、また100均に寄って数合わせの買い物をしていると、「これを贈ると喜ぶ」人の顔が思い浮かぶので、また余分な買い物をしてしまいます。結局、4 回に分けて100箱以上を贈った上に、事務所に3泊しました。
 深夜に「疲れたから寝る」とメールすると、防空壕から一言。
 「健康に気をつけて」。
ま、こういう心配をさせるのはいいか。
 どんなに疲れても、爆撃はされないから、日本にいるだけで幸せ、ということです。
 すべて届いても2500人の子どもにはいきわたらないので、今回は400人の先生を優先に、と連絡して大人の心を温めます。

ベストに感謝

 私たちは、ジャーナリスト用ベストに感謝しています。これは非常に便利で仕事が快適になるため、同僚の間で高い称賛を得ました。特に、サークルのリーダー、イリーナ・シナギフスカは、あなたの贈り物にとても感謝しています。
 可能であれば、より大きなサイズのベストをさらにいくつか受け取りたいと思っています。これは、困難な戦況で働くジャーナリストにとって重要な支援になります。
 あなたの贈り物は常に温かい感情を呼び起こし、真の友情の象徴として役立ちます。
 みな様の健康と幸せをお祈りします。

セルゲイ・トミレンコ

◆ポケットの多いベストは船便で送れた2年以上前に、みな様からのカンパで購入して送ったものです。特に反響がなかったのに、2ヵ月ほど前から、イニシアティブ基金やジャーナリスト連盟から絶賛されています。ベストが届くのが遅れたのか、かさばるので配るのが遅れたのか、理由はわかりませんが、評判が良いので、ネットで10着を発注しました。ただ、このベストは、最高気温が0度になっているウクライナでは、寒さ対策にはなりません。

就学前の子に

 親愛なる小若さん
 写真は、就学前の子どもたちです。
 いつも素晴らしい贈り物をありがとうございます。
 皆様のご健康と仕事のご成功をお祈り申し上げます。

ピシャニツァ村学校
校長 ニコライ・スレペンチェック
(教師の会・会長)